ハードコンタクトレンズを長持ちさせる正しいケア

ハードコンタクトレンズの場合、ソフトに比べるとケア方法は楽チンです。とはいえ、目に直接付けるものだけに慎重に行なう必要はあります。ソフトよりも小さく固いため乱暴に扱うと破損したり紛失したりしてしまいます。落としても探しやすい場所でやさしく処理しましょう。

ハードはこすり洗いした後につけおきして洗浄します。水洗いで済ませるのではなく専用の洗浄液を購入するようにしましょう。レンズの外側だけでなく目に触れる内側もきちんと洗いましょう。爪が当たると傷ついてしまうのできれいに洗った手の人差し指の腹でこするようにします。洗浄液のヌメリがなくなるまですすいだらレンズケースに入れ、洗浄保存液を満たしたケースに付け置きしましょう。付けおき中にたんぱく分解酵素や脂肪分解酵素の働きできれいになっていくのですが、分解のための時間として最低でも4時間以上は付け置きしておきましょう。レンズを装着する際にはもういちど洗浄液などでこすり洗いすることで保存液は洗い流すようにします。

レンズを入れるケースも普段からきれいに洗って清潔に保つようにしましょう。ソフト以上に長持ちするはずのハードレンズですが、きちんと処理していなければすぐに使えなくなってしまいます。